中学卒業後の進路選択について

更新日 2025年03月31日

子どもと一緒に進路について調べる保護者のイラスト

多様な学びの場が重視されるようになり、高校進学などに際しても、以下のような様々な進路選択があります。進路選択は子どもがするものですが、どのような学校があるのか、子どもも知らない場合がほとんどです。保護者の情報収集が、子どもの進路選択に役立つ場合も多くあります。まずはどのような選択肢があるのか、ホームページなどでチェックしてみてください。学校説明会に行き、詳しい説明を聞いたり、学校の雰囲気を知ることも、進路選択の重要な情報収集となります。

不登校の経験がある子どもでは定時制や通信制を進路に選ぶ人や、チャレンジスクールなど不登校の経験者に配慮した学校に進学する人も多く、その後、大学に進む人も多くいます。不登校経験者とその保護者の体験談などからは、保護者が子どもの意見や考えを尊重してくれたことで気持ちが楽になったなどの話もあります。
進路選択はお子さんとよく話しあいながら検討しましょう。

相談員のイラスト

都立高等学校

全日制・定時制・通信制について
  • 全日制

    基本的に平日の朝から夕方の決められた時間に通学して学習する高等学校課程です。学校行事や課外活動も他の課程と比べて比較的多く、安定した生活リズムで通える人に向いています。
  • 定時制

    昼間の定められた時間帯や夜間に授業があります。4年間が基本ですが、通信制との併用(三修制)により3年間で卒業できることも可能です。
  • 通信制

    通信による教育を行うことを目的とした高校で、報告課題(レポート)、面接指導(スクーリング)、単位認定試験(前期・後期試験)で定められた成果を上げると高校卒業資格が得られます。授業はインターネットなどを利用した通信教育で行われます。スクーリングは一定日数の参加が必要ですが、都立の通信制高校では年間20~24日登校してスクーリングに参加するか、様々なメディア(NHK高校講座など)を利用した学習に参加した場合は年5日程度スクーリングに参加することが必要とされます。

学科について

普通科

大学・短大・専門学校への進学や就職など、幅広い進路に対応します

総合学科

生徒の個性をいかした主体的な選択による学習が可能となるような新たな学科として開設されました。普通科目から専門科目まで、幅広く総合的に選択できる科目群を開設されており、興味・関心や進路希望に応じて幅広く学ぶことができます。

職業学科(専門学科)

働くために必要な知識や実践的技術を学ぶことができます。農業、工業、科学技術、家庭、福祉、理数、体育、国際関係、産業、複数を併合など、様々なタイプがあります。学校ごとの特色が大きく、例えば農業高校でも、パン、菓子、ジャム、ヨーグルト、みそ、ワインなどの加工・製造(食品科)や、ファッションについて学べる(服飾科)こともあるため、事前によく調べることが大切です。学校のホームページを見ると、どのようなことを学べるのかイメージしやすく、参考になります。

多様な学びに配慮した高等学校

チャレンジスクール

自分のライフスタイルや学習ペースに合わせて各時間帯(午前・午後・夜間の三部)を選んで入学する、昼夜間の定時制・総合学科の高校です。学力検査や中学校からの調査書によらず、面接や作文、学校生活への意欲を重視した入試が行われます。授業では、基礎・基本を重視した学習を行うとともに、職業系を含む様々な専門科目の学習も可能なこと、心のケアに配慮したきめ細かい指導を実施していることが主な特長です。

エンカレッジスクール

二人担任制によるきめ細かな指導、基礎・基本の振り返り学習など少人数制・習熟度別授業によるきめ細かい教育などが主な特長の普通科です。面接や小論文など学力によらない入試や、キャリアガイダンスを通じた職業観の育成や体験学習の重視も特色として挙げられます。
☆工業科(工科)のエンカレッジスクールもあります。

チャレンジスクール・エンカレッジスクール(東京都教育委員会ホームページ)

都立高校については、東京都のホームページや学校のホームページを参照するか、学校に直接お問い合わせください

その他の学校や学びの場

私立高校は通信制や専修学校などを含む幅広い選択があります。学校や施設により、学べることや得られる資格などが大きく異なるので、どのようなことを学べるのか、卒業後の進路はどうかなど、ホームページなどで調べることが大事です。

高等専修学校

専修学校の高等課程(専修学校高等課程)で、医療、調理、美容、ビジネス、水産、家庭、福祉、理数、体育、国際関係、産業など、様々な学科を設置している学校があります。得られる資格や卒業後の進路が学校により大きく異なります。

広域通信制高校

全国どこからでも入学できる通信制高校です。普段の授業は自学自習やネット授業、サポート校への通学など学校やコースによって異なります。スクーリングは、自宅から通いにくいなどの理由がある場合、年に1~数回、合宿やスクーリング会場などで集中的に行われます。

技能連携校

技能連携校は通信制高校と連携して高卒資格や専門資格を習得することを目的とした、所在する都道府県の教育委員会の指定を受けた教育施設です。不登校や高校中退経験者に対応し、学力やメンタル面への対応が充実している学校も増えています。

サポート校

サポート校は技能連携校と同様に、通信制高校と連携して、高卒資格を習得することを目的とした教育施設です、技能連携校と異なるのは、サポート校は民間の教育施設であり、運営しているのは学習塾やフリースクール、企業など様々です。

フリースクール

中学を卒業した子どもを対象としたフリースクールは、高卒資格の修得に向けた学習支援を行うサポート校として運営されることが多く、居場所だけの役割のところは少ないようです。

※私立学校は通信制や専修学校などを含む幅広い選択肢があります。
※詳しくは都ホームページや直接学校へお問い合わせください。